正常眼圧緑内障とは、眼圧は正常範囲でも、視神経の障害や視野が欠けてくる病気で日本人に1番多い緑内障です。普段私たちは両方の目でカバーしあって見ているので、少し視野が欠けていてもなかなか気づく事が出来ません。ゆっくりと長い期間をかけてじわじわと進んで行くので気付きにくいのです。何か見にくいなと自分で気付いた時にはかなり症状が進んでいることが多いのです。
一度失った視野を取り戻す事はむつかしいので、早期発見、早期治療開始が大事です。
☆検査
眼底検査… 視神経が集まっている視神経乳頭の状態をみます。視神経の障害の程度を調べます。
視野検査… 視野の状態(欠けているところ)をみます。
☆治療
視野の障害の進行を遅らせるには、眼圧は正常ですが今より少し下げることが有効です。(弱っている視神経がたえられる眼圧に下げます。)
☆そのためにまず点眼薬を使用します。
β遮断薬、α遮断薬、プロスタグランジン系、炭酸脱水素酵素阻害薬、配合剤などがありますが点眼薬は各人の持つ疾患や目の状態に合わせて医師が選択してくださるので指示に従ってください。
点眼薬以外の治療方法もありますが、通常の緑内障の治療方法に順ずるようです。
☆検診
自分の視神経の状態、視野の状態は分らないのである程度の年齢になったら定期的に眼科を受診して異常がないかチェックしてもらうようにしましょう。
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